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目次 【時事】ニュース1936 西暦1936年 The year 1936 RS51936 西暦1936年 the year 1936 口コミ1936 西暦1936年 The year 1936 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース 1936 グランドスラム大会のシングルスで3度優勝した国際テニス名誉の殿堂メンバーのダーリーン・ハードが85歳で逝去 [テニス](テニスマガジンONLINE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース インディ500で4度優勝のアル・アンサー氏が死去 82歳(AFP=時事) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ 物言わぬ英王室の掟はどこに!? チャールズ皇太子、“レイシスト”疑惑に反論し法的手段も(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 屋久島宮之浦岳「100回登頂達成」 ワタミの重要決断は「登山で自問自答」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大分県立美術館で横尾忠則展 生涯たどるグラフィックなど500点ずらり(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 第1位は「一言多十」? “しわしわネーム”の時代、登録名の“自由化”よりも前にいた“珍名”選手【プロ野球はみだし録】(週刊ベースボールONLINE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北京五輪「外交的ボイコット」で振り返る、オリンピックと政治の切れない関係(GLOBE+) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 李禹煥の大規模回顧展が国立新美術館で開催。過去の代表作とともに新作も展示(美術手帖) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナニコレ?高校日本史の先生が作った警告文が話題 「再試ヲ受ケテイナイ者ニ告グ 父母兄弟ハ皆泣イテオルゾ」(まいどなニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 苦悩にじむ昭和天皇、転機うかがわせた10月 側近が記した開戦直前 - 朝日新聞デジタル トミカ × リアルカー オールカタログ / No.4 Honda VFR 白バイ(MotorFan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <新型コロナ>接種済みも…埼玉5人感染 オミクロン株に備え始めた埼玉、第5波ピークを上回る病床確保へ(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ワクチンの発症予防効果、時間経過で弱まる可能性 国内研究でも(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北海道唯一の三セク鉄道「道南いさりび鉄道」で新たな発見を楽しむ(GetNavi web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ビールブランド「バドワイザー」がNFTコレクション販売(あたらしい経済) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元〝鬼寮長〟梅本氏、新庄監督就任に「めでたいんやけど、日本ハムに迷惑が…」 努力のどの字もなかったが、センスの塊(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 創立130年を迎えた浅村特許事務所 高橋是清氏の勧めで創立(オーヴォ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ニッポンのモータリゼーションを支えた「生き証人」が……消え行く自動車文化遺産(ベストカーWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【新作情報】「2021BBMベースボールカード オリックス・バファローズヒストリー1936-2021」祝・優勝! ヒストリーカード第6弾はオリックス | BBMスポーツ | ベースボール・マガジン社 - bbm-japan.com 最強蒸気機関車のはずだったデゴイチ弟の不遇 「戦時量産型」D52 戦後はヒーローへ“転生”(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 四季報「編集後記」に垣間見る、軍国化から戦後混乱の変遷(会社四季報オンライン) - Yahoo!ニュース 戦前の「四季報」巻頭巻末企画から読み解く 軍靴の足音 (会社四季報オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 今日は何の日:11月7日(nippon.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【決算速報】武蔵精密工業、中間経常1,936百万。アナリスト予想を下回る - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス 戦前の「四季報」で振り返る「取引所」の興味深すぎる変遷(会社四季報オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 小説『モンパルナス1934~キャンティ前史~』エピソード8 富士子とゲルダ 1936-1937 村井邦彦・吉田俊宏 作 - リアルサウンド 歴史的な大敗のマンU…酷評の地元紙は主将に採点「0」!英メディアは「構築したのは倦怠感だけ」と監督解任を要求(THE DIGEST) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース あなたは「多摩川スピードウェイ」を知っているか? 日本初の常設サーキットの昔と今(ENGINE WEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 長い長い「バカンス」を満喫するフランス人、休暇明けは憂鬱にならない?(オトナンサー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 自然あふれる伊豆七島 しかし「国立公園化」の道は険しく、戦時下でも行われていた!(アーバン ライフ メトロ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 強制収容所で体操する少女、体を丸めてうなだれる日本人捕虜…AIとのカラー化で甦った驚愕の“戦前・戦中写真”10選(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 競歩Wメダルは陸上日本勢85年ぶりの快挙!1936年ベルリン大会の三段跳びまでさかのぼる【東京五輪】(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース コレが日本のレースシーン? 開設から85年! 日本初の常設サーキット「多摩川スピードウェイ」をご存知だろうか? 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真っ白な雪原に、華が咲く。 カナン・ヨハナンの振るうグングニルと、『狂犬』と呼ばれた男を師に持つ少女が駈るテスティレンス・サイズ。 二つの超重量級AFが交差する度に、 その共鳴が大気を振るわせ音叉を咲かせ、 その激突が金属の火花を咲かせ、 その余波が大地を抉り雪と土砂を放射状に拡散させる大花を咲かせ、 そして一撃毎に、互いの体から血煙を咲かせた。 「・・・」 大きく振りかざした『槍』を大地に打ち付けるカナンの顔には、表情はない。 額から流れた血と、泥で汚れた頬が激戦を物語るが、一切の感情を浮かべない瞳が、戦闘開始以前と比較し、より人形めいた印象を与える。 「この程度で・・・」 足下より大地が隆起し喉元に迫る『槍』を、『大鎌』で一閃しなぎ払った少女は、対照的に溢れる感情を隠そうともしない。 表情に乏しかった戦闘前とは別人を思わせる変動ぶりだ。 砕いた大地の『槍』の破片を『大鎌』の柄でカナンに向けて打ち付ける。瞬時に、5連。 「『魂が喰える』のか!?」 打ち付けられた破片は、大砲から打ち出された砲弾のような速度でカナンを襲う。 浮かべた表情は、歓喜。 餌を目の前にした『狂犬』が浮かべる、唇を引き釣らせ牙を剥き出しにするような、獰猛な笑みだった。 -間違いない。 左膝の痛みを圧し殺し 、超重量級AFが織り成す激戦を見守っていたアズールは、呻くように呟く。 常人であれば持ち上げることすら敵わず、修練を積んだ異端審問官でさえ使いこなす事は困難と言われる超重量級AFを、手足のように操る。 AFに関して天才的才能、すなわち『白き腕』と呼ばれたカナン・ヨハナンであることは間違いない。 -だが 今のカナンの戦いかたは、アズールの記憶にある姿とはかけ離れている。 感情と共に武器を振るい、激情にまかせれば『巨神』すら打ち倒し、消極的姿勢をとれば駆け出しの準騎士にすら遅れを取る。 その『ムラ』がカナンの長所であり、短所であったはずだ。 今のカナンの戦いかたは、その真逆といってよかった。 「なんて・・・」 疾風の速さで繰り出される『槍』の連撃の中で、少女は呻くように呟いた。 呼吸する間も与えられずに、回避も反撃も許されない。 ただ、弾くことがいつまでもつか、が問われる連続攻撃。 一撃事の余波が少女の四肢を傷つける。 「なんて、楽しいんだ」 避けた頬から流れた血を嘗めとり、少女の瞳は、喜悦で歪んだ。 -楽しい、戦う事は楽しい -ねぇ、そうでしょう?お師匠様 続きます 97: 拾郎:2016/02/12 15 47 No.326 続き ~◇~◇~◇~ 『半年だけ時間をやる』 名前も知らない山の廃村。 まれに見る凶悪な表情をした男が、少女の目の前に精巧な彫刻が施された棒を投げる。 棒の正体を少女は知っている。 使用者の生命力を代償に数多の効果を発動させる『テスティレンス・サイズ』 男の半身とも言うべき武器だ。 『そいつを使って、この俺を殺せ。・・・出来なきゃ俺が貴様を殺す』 『わかりました』 少女はテスティレンス・サイズの冷たい柄で拾い、素直に頷く。 感情を欠落させた忌み子として村を終われた自分を拾ったのは『さまよえる逆十字団』だった。 恐怖を感じる事が無いことから、連絡係のような事をやらされて一年近く。 際もの揃いの逆十字団の中でも、目の前の男、『魂飢の狂犬』ラグジャの性格は一際異彩を放っていた。 単純にして、凶悪。 要求を断れば半年と言わず、今すぐ殺されるだろう。 『いい返事だ』 同時に少女は、手にした柄でラグジャの右側より斬りかかる。 直後、蹴り飛ばされた。 圧倒的な速度で革靴の爪先が、顎の先端に叩き込まれる。 フワリとした感覚の後、薄れ行く意識のなかで、踵を返す長身の背中が見えた。 ダラダラと歩くその後ろ姿には、右手が無かった。 『いいか、半年後だぞ』 その日から、死に物狂いの毎日が始まった。 少女は全力の攻撃を、ラグジャは手にした枝で、錆びた剣で、動物の骨で、いとも容易く打ち付ける。 技術的な教えは一切なく、ただひたすら繰り返される実践練習。 数百回となく叩きつけられた地面の感覚。 変化が現れたのは三ヶ月後、少女が初めて自分の意思で『光の刃』を発動させた時であった。 『コツを掴んだようだな』 胸元を浅く薙いだ一撃に、ラグジャは胸を撫でた左手を話すと、薄く血が溢れだす。 『・・・笑っている』 『え?』 ラグジャの思わぬ言葉に、少女は戸惑う。 『貴様は今、笑っている』 『・・・お師匠様も笑っています』 『俺の渇きは、命をかけたギリギリのやり取りの中で癒される。同情も、憐れみも、愛もお呼びじゃねぇ。戦いだけが、この俺を満たすんだ』 『貴様も同じだ、ガキ。貴様は感情を無くしてなどいない。戦いを通して、相手の魂を喰らえ。自分の全てを出し、相手の全てを引き出せ。その先にあるのが、感情って奴だ』 戦いのみで繋がる歪な師弟関係。 戦いのみで癒される穴だらけの心。 戦いのまで満たされる不器用な信頼。 『さあ、こい。今度こそ俺を殺してみろ。』 『はい、次こそ殺します』 少女が『光の刃』を伸ばす。 ふたりの距離を満たすのは、刃の長さと言わんばかりに全力をそそぐ。 が、その刃が届くのは、後三ヶ月後の事だ。 嵐の夜だった。 『・・・お師匠様』 少女の呼び掛けに、ラグジャは答えない。 痩せ細った体と異様にギラつく瞳で暴風雨の中、歩き続ける。 『何処へ行くのです、お師匠様』 ラグジャの体に異変の徴候は以前から現れていた。 永年に渡り使用し続けたテスティレンス・サイズの副作用だと知るのは、もう少し後になってからだ。 『・・・腹が減った』 ラグジャが足を止めたのは、山間の麓に広がる村の灯りが見えた時だった。 『だから、あいつらを喰おう』 『えっ?』 麓の村には少女は何度か立ち入った時がある。 不審者扱い去れる事もあったが、食料を分けて貰うこともあった。 『待って下さ・・・』 『いつからお前は俺に命令出来るほど、偉くなった?』 振り向き様に、少女の膝を蹴り飛ばす。 『久しぶりの餌だ。どれだけ足掻いて楽しませてくれるか』 雷鳴轟く雨の中、『狂犬』が進む。 『待って・・・』 泥に這いずりながらの少女の呼び止めは、届く事はない。 何が届く? 何が。 ザンッ。 『・・・そうだ、・・・それでいい』 背後から己の胸を貫いた長大な『光の刃』に、ラグジャは満足げな笑みを浮かべる 『・・・』 『クククッ、なんてツラ、してやがる』 歩みよる少女に対し、隻腕を伸ばす。 『今日からお前が、・・・『魂喰の狂犬』だ』 ~◇~◇~◇~ もうちょい続く 98: 拾郎:2016/02/12 18 51 No.327 「逃がさない」 カナンを囲むように地中から伸びた六本の光の刃が伸びる。 巨大な食虫植物が、その顎を閉じるかの如く、光の刃は内側に、すなわちカナンに対して、『折り畳まれる』。 さらに。 「散華!」 カナンに接触する直前に、光の刃は無数の華吹雪へと姿を代える。 「屠(とっ)た!」 この間合いであれば、いかなる身体能力を持とうと避せない。 だが。 「!?」 華吹雪を貫いて、光輝くグングニルより放たれた閃光が、少女の胸元に伸びる。 「っ!」 テスティレンス・サイズを最大稼働。 放出できる刃を全て展開し、高速回転。 最大の攻撃技を防御として使用し、グングニルより放たれた『雷神の審判』を拡散させる。 そして、巨大な爆発。 「あはっ、はははっ、」 何処かで、笑い声が、響いてる。 笑っているのは自分だと気づき、遠のいていた意識が戻る。 左手が動かない。 先ほど最大の出力で稼働差せたテスティレンス・サイズが、彼女の左手を『喰った』。 腕の健は切れ、皮膚は水脹れを起こし、ただれている。 全身にも酷い倦怠感が包んでいた。 右腕で大鎌を掴み体を支える事で、ようやく立っている。 「・・・なるほどね。」 爆煙をかき分け、カナンがゆっくりと近づいてくる。 右手をには、白き輝きを放つグングニル。 そして左手は。 「・・・防御を捨て、攻撃に活路を求めた」 左手は肩から先が欠落していた。 感情と共に痛覚も欠落しているのか、カナンは相変わらずの無表情。 だが、右手に構えたグングニルは、一層強い輝きを放っている。 既にテスティレンス・サイズに『喰われ』始めた少女とは対照的だ。 「これが、・・・白き腕」 基は、侮蔑の称号。 基は、汚辱の称号。 基は、畏怖の称号。 基は、闘争の称号。 基は、破壊の称号。 カナンが霧を裂き、加速する。 「これが、白き腕か!」 降り下ろされる槍を見つめ、叫ぶ。 向かえ撃つ大鎌の動きはあまりに遅い。 眼前でグングニルが止まる。 受け止めたのは『柱』、いや柱ほどもある巨大な槍斧(ハルバード)であった。 「さすがは、白き腕。見事なものだ」 AFよ格を考慮すれば『エイバムの柱』といえど、白き腕が操るグングニルを支えきれるものではない。 「お前を殺すことに、全力は出せぬが・・・」 赤く燃焼を続ける刃の維持に全霊を注ぎつつ、アズールはカナンに語りかける。 気を抜けば、AF共鳴の圧力に押し潰される。 「お前が誰かを殺すことに止めるためなら、全力を注げよう」 悲鳴のような痛みを送る左膝を黙殺し、「エイバムの柱」の握り手を振り絞る。 柱に装填された封印弾が作動、封印攻撃『エイバムの光』により、巨大な爆発が起こった。 ~◇~◇~◇~ 確か、初めて『光の刃』を出した日の事だ。 『殺す』と宣言し、ひたすら長く、長く刃を出すことに集中した少女は、神経を磨り減らし昏倒した。 翌朝まで、記憶はない。 記憶はないが、不思議な感覚は覚えている。 固く、大きく、暖かい壁に、自分が揺られている。 壁の正体は分からないが、奇妙な安心感があった。 ~◇~◇~◇~ 「気がついたか」 正体が目を覚ましたのは、アズールの背中の上であった。 片手で、エイバムの柱とテスティレンス・サイズをかつぎ上げ、片手で背中の少女を背負っている。 「下がっていてろ、とは言われたが・・」 少しの間。 「手を出すな、とは言われなかったのでな」 言葉の意味を理解するのに少し、時間が掛かった。 「全ては私の未熟が招いた事だ。言われた通り、覚悟すら出来ていなかった。結果、君を巻き込んだ」 「私、負けたんだ」 ぽつりと呟く。 「ああ、負けた。だが、」 背中が、大きく揺れる。 「次は勝つさ」 不器用な謝罪と、慰めと、励まし。 アズールに出来る、精一杯の誠意。 だから、正面を向いたままのアズールは気がつかない。 その瞬間、少女の顔に浮かんでいた表情を。 「・・・そうね」 -全然違うのに、何処か似てる。 そう思うと、少女は二度目の『暖かな揺れる壁』の感覚に身を任せた。 満身創痍であった少女も、エイバムの柱の稼働に全身を集中させていたアズールも、気がつく事は無かった。 『エイバムの光』により吹き飛ばされる瞬間、カナンの表情が、僅かに動いた事を。 聞くことは無かった。 その口許が呟いた言葉を。 言葉にならない程の小さな呟きであったが、確かに発していた。 『イルドルフ、様』、と。
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【登録タグ Maj LOVE × Min BABY Triplet 3K し 三澤秋 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life 広有射怪鳥事 ~ Till When? 曲 東方妖々夢 ~ Ancient Temple】 【注意】 現在、このページはJavaScriptの利用が一時制限されています。この表示状態ではトラック情報が正しく表示されません。 この問題は、以下のいずれかが原因となっています。 ページがAMP表示となっている ウィキ内検索からページを表示している これを解決するには、こちらをクリックし、ページを通常表示にしてください。 /** General styling **/ @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight 350; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/10/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/9/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/8/NotoSansCJKjp-DemiLight.ttf) format( truetype ); } @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight bold; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/13/NotoSansCJKjp-Medium.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/12/NotoSansCJKjp-Medium.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/11/NotoSansCJKjp-Medium.ttf) format( truetype ); 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LOST PARADE ◆0UUfE9LPAQ 0 後ろを向いたまま、前には進めない。 進むということは、後ろに背を向けるということだ。 1 クラッシュクラシックを出た鑢七花は西に向かったところで一人の女と遭遇した。 「箱庭学園生徒会長黒神めだかだ」 七花が何かを言う前に先手を取るかのように黒神めだかは名乗りを上げる。 背筋を伸ばし、凜とした姿勢は七花にどこか王刀・鋸の元所有者、汽口慚愧を連想させた。 「貴様はまさかこの殺し合いに乗ってはおるまいな?」 ……いや、汽口はそんな高飛車な物言いはしなかった、と七花はめだかに対する印象を訂正。 尤も、どんな印象だったところでこれから殺してしまうのだから意味はないが。 「なあ、あんた名簿は持っているよな?」 めだかの質問を無視し、現在のところの一番の目的である名簿の有無を確認する。 七花としては相手に質問する隙も与えず殺してしまいたかったのだが、今となってはかなわぬ相談だ。 「ふむ」 と短く返しためだかは七花をじっくりと、品定めするような目で見た上で、 「一応持ってはいるがなぜ貴様は持っていない?荷物を奪われたというなら話はわかるが――」 「別にいいだろ、そんなこと」 質問を更に質問で返され、ぶっきらぼうに打ち切る。 不承島を出て嘘をつくことを覚えた七花だが適当な話をでっち上げられるほどコミュニケーション能力は高くない。 かといってそのまま経緯を話してしまえば一悶着あることぐらいは予想できる。 もう会話も面倒になってきたし殺してしまおう――そう思ったそのとき、 「やはり貴様、殺し合いに乗っているな?」 疑問形の形をとってはいるが実質的には肯定形。 反論の余地を与えない、断言だった。 2 「まず気になったのがその袖についた血だな。自分のものならそんな位置にあるのはおかしいし返り血にしては少ない。他者を襲ったはいいが逃げられたというのが妥当だろう。 それとやけに軽そうなデイパックだ。たまたま軽いものだけが入っていたとしても名簿だけを紛失するというのは不可解だ。 大方、誰かと同盟を組むなり取引するなりして道具を渡し、そのとき手違いで白紙だった名簿も一緒に渡してしまった、と。奪うとするならデイパックごと奪うはずだしな。 そして、それらの道具を渡してしまっても問題ないということはかなり腕に覚えがあり、武器を使う必要がないのだろうな。おそらく、貴様は拳士ではないか?」 どこからか取り出した、七花には見覚えのある鉄扇をばんっ!と広げ『観察』して得た結果を元に推察するめだか。 二言三言言葉を交わしただけで十中八九事実を引き当てたことに若干の驚きを覚える七花だったが、最後まで言い当てられなかったことで動揺は見せずに済んだ。 「残念ながらおれは拳士じゃねえ、剣士だ。あんたがどういうつもりでいるかは知らないが邪魔をするならたたっきるだけだ」 「その様子からして手当たり次第に殺そうと思っている戦闘狂というわけではなさそうだな、さしずめ優勝の賞品狙いといったところか?」 「だとしたらどうする?」 七花に人を殺すことに対する抵抗は一切無い。 刀として育てられたのだから、人を殺すことに躊躇するようであれば刀失格だ。 だから、「そんなことをしても無駄だ」みたいなことを言われても自分には関係ない、と受け流せると思っていた。 けれど、 「哀れなことだ(......)」 まさか憐憫の情をかけられるなんて思ってもみなかった。 「貴様もかつてはバトルロワイアル打倒に燃える正義感の強い人間だったに決まっている(.......................................)」 でも、最初は意外な反応をするものだと聞いていたが、言っていることはてんで的外れ。 「想像を絶する程の重度のトラウマを負い殺し合いに乗らざるを得なくなったとしか考えられん(..........................................)」 七花は汽口よりも尾張城で殺した雑魚(名前忘れた)の方に似ているんじゃないかと思い始めていた。 中身はあるのに聞いていてむかつくとはどういうことだ。 が、 「親に見捨てられたか? 「よき師に出会えなかったか? 「恋人に裏切られたか? 七花の頭の中が真っ白になる。 「安心しろ。私が更正させてや―― 「ふざけるな!」 刀集めの旅の途中でもここまで激昂したことはないのではないかというほど七花は怒っていた。 三途神社での敦賀迷彩との戦いでも虚刀流を否定されて怒りはしたがこれほどではなかった。 「親に見捨てられたか?」 ――まさか、親父は島流しの憂き目にあってもおれと姉ちゃんをちゃんと育ててくれた。 「よき師に出会えなかったか?」 ――とんでもない、親父から教わった虚刀流は今でもおれの誇りだ。 「恋人に裏切られたか?」 ――そんなことがあるわけない、とがめは今際の際におれに惚れてもいいかと聞いてくれた。 「おれのこともとがめもことも知らないおまえに更正される筋合いはねえ!」 そう、めだかは間違えたのだ。 感情が乏しい七花の数少ない大切な部分を悉く否定してしまった。 平和的解決が望めるはずもなく、戦闘――いざ尋常に、始め 3 「虚刀流――『薔薇』!」 二人の距離は5m程。 まずはその距離を詰めるように体重を乗せた跳び蹴りを放つ。 一方でめだかは動かない。 空手・柔道・合気道・日本拳法・ジークンドー骨法・ムエタイ――ありとあらゆる格闘技の指南を受けためだかであるが、虚刀流は初見の剣法である。 だからこそ、『反応』よりも『反射』よりも先に『観察』をしてしまう。 蹴りが自分に届きそうになったところでようやくいなす。 「なら――虚刀流『百合』!」 今度は腰の回転を加えた回し蹴り。 これもギリギリまで引きつけた上で跳んでよける。 「なるほど、手刀や足刀を刀に見立てるというわけか、無刀の剣士というのもおもしろい」 「そう言っていられるのも今のうちだ――虚刀流『石榴』から『菖蒲』まで打撃技混成接続!」 足技から手技主体に切り替えて数を使って攻撃する。 さすがに『観察』する余裕がなくなったようなので防御をすることが増えていく。 「しかし困ったな。私はいつまでもここにいるわけにはいかんのだ」 「じゃあとっとと終わらせてやるよ――虚刀流『桔梗』!」 めだかの右腕を捻り上げ、肩と肘を極めて奥義をたたき込む、はずだった。 瞬間、腕に軽い刺激が走る。 「……? ………………っ!」 めだかの右手の爪が異常とも言える程伸びていた。 疑問の後に、驚愕。 掴んでいためだかの腕を放さざるを得ない。 四肢が痛みで動かない。 頭が痛い。 目の奥にも痛みを感じる。 そして何より。 身体が――火照る。 熱い。 燃えるように。 火のように熱い。 炎の中に身を投げたような気分だ。 どさり、と地面に体をぶつける。 「ふむ、初めてで不安だったがうまくいったか」 「……おれに――何をした」 「何、デング熱に罹ってもらっただけだ。貴様のような頑強な者でも高熱・頭痛・筋肉痛・関節痛になれば動きは制限されるだろうからな」 「天狗熱……?」 「否、デング熱だ。高貴から聞いた通りだったな。病気を自在に操れるスキルというのは制圧には中々便利だ」 めだかが使ったのは本来箱庭学園保険委員長赤青黄が悪平等安心院なじみから貸し出されているスキル『五本の病爪』 オリエンテーションで球磨川禊から阿久根高貴に伝聞されたものを更に聞くだけで完成させた今のめだかの異常度を表すと言ってもいいスキル。 「見れるかどうかわからんが私には不要だから名簿は貴様にやろう。私はここにいる全ての人間を救わねばならんからな」 七花のデイパックに自分の名簿を押し込み七花に背を向ける。 「デングウイルスは蚊によって媒介されるからな、潜伏期間の問題もあるし他の者に移るということはないだろう。全て終わったら治してやるから安心するがいい」 最後にそう言い残して。 朦朧とする意識の中何も言うことができずそれを見ていた七花は恨めしげにめだかの後ろ姿を見送ることしかできず、やがて視界が真っ暗になった。 4 黒神めだかは振り返らない。 「余計な時間を食ってしまった。早く戦場ヶ原上級生を追いかけねばならんと言うのに」 七花のことは「ただの障害」としか感じてないかのような物言い。 「しかし他にも殺し合いに乗った者がいるかもしれんし急がねばならぬ」 東に歩みを進めてまだ見ぬ参加者に対し、説得か勧誘か制圧かどう対処すべきか考えながら。 おそらく、めだかの対応は正しいのだろう。 ただ、一つ見落としがある。 正しさを知っているだけでは正しい人間とは言い切れない。 独りぼっちの行進は続く。 【1日目/昼/C-4】 【黒神めだか@めだかボックス】 [状態]『不死身性(弱体化)』 [装備]「庶務」の腕章@めだかボックス [道具]支給品一式×3(名簿のみ2枚)、ランダム支給品(1~7)、心渡@物語シリーズ、絶刀『鉋』@刀語、否定姫の鉄扇@刀語、シャベル@現実、アンモニア一瓶@現実 [思考] 基本:もう、狂わない 1:戦場ヶ原ひたぎ上級生と再会し、更生させる 2:話しても通じそうにない相手は動けない状態になってもらい、バトルロワイアルを止めることを優先 [備考] ※参戦時期は、少なくとも善吉が『敵』である間からです。 ※『完成』については制限がついています。程度については後続の書き手様にお任せします。 ※『不死身性』は結構弱体化しました。(少なくとも、左右田右衛門左衛門から受けた攻撃には耐えられない程度には) ただあくまで不死身性での回復であり、素で骨折が九十秒前後で回復することはありません、少し強い一般人レベルです。 ※都城王土の『人心支配』は使えるようです。 ※宗像形の暗器は不明です。 ※黒神くじらの『凍る火柱』は「炎や氷」が具現化しない程度には使えるようです。 ※戦場ヶ原ひたぎの名前、容姿、声などほとんど記憶しています。 ※『五本の病爪』は症状と時間が反比例しています(程度は後続の書き手にお任せします)。また、『五本の病爪』の制限についてめだかは気付いていません。 ※軽傷ならば『五本の病爪』で治せるようです。 5 七花の体感では数時間、実際の時間は十分足らずで意識が戻る。 めだかも気付かなかった制限――症状の持続時間。 夏風邪のような軽い症状なら数時間から一日持続するのに対し、致死率の高い病気は二分程度で自動的に治ってしまう。 ただし、治るのは症状だけでその過程で発生した出血が治ることはないし消耗した体力は戻らない。 だるさを覚える体で立ち上がる。 周りに人影は見当たらない。 めだかが去った方向は覚えているが今から追いかけたところで無駄だろう。 「くそっ!」 憤慨する。 完膚無きまでに負けた。 向こうから受けた攻撃らしい攻撃と言えばやたら長い爪で引っ掻かれただけ。 しかし、こちらの攻撃がまともに当たったかと言えばそうでもない。 手加減されていた。 はっきりとわかってしまう。 父を、虚刀流を、とがめを否定されて許せなかった、のに。 「……とりあえず欲しかった名簿は手に入ったんだから見てみるか」 怒りを一旦落ち着けて名簿を確認する。 ここに来る前の同行者、否定姫がいるか確認しなくてはならない。 「やっぱ否定姫もいるのか……探さなきゃなんねえよなぁ」 名簿に目を走らせる。 宇練や真庭忍軍などの死者がいることについてはもう疑問にすら思っていない。 「ああ、面倒だ――ん?」 名簿に鑢の文字が二つ並んでることに気付く。 そうだ、死んだはずのとがめも放送で呼ばれていたのだ。 実際に殺した真庭鳳凰はこの会場で最初に出遭って同盟を結んだ。 ならばいないと決めつけていいはずがない。 むしろ、どうして今まで気付かなかった。 「姉ちゃん……?」 紛れもなく自身が殺したはずの姉の名前が名簿にあった。 【1日目/昼/C-3】 【鑢七花@刀語】 [状態]疲労(中)、倦怠感、黒神めだかに対する怒り、七実がいることに困惑、りすかの血が手、服に付いています [装備] [道具]支給品一式(食料のみ二人分) [思考] 基本:優勝し、願いを叶える 1:否定姫もここにいるのか……面倒だ。でもそんなことより…… 2:姉ちゃんがここに……? [備考] ※時系列は本編終了後です。 ※りすかの血に魔力が残っているかは不明です。 marshmallow justice 時系列順 それは縁々と marshmallow justice 投下順 それは縁々と ローリンガールなロンリ―ガール 黒神めだか 不忍と不完全の再会 刀らしく人らしく 鑢七花 自己愛(事故遭)
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八田亜矢子をお気に入りに追加 八田亜矢子アナとは 八田亜矢子の86%は罠で出来ています。八田亜矢子の10%は波動で出来ています。八田亜矢子の4%は毒物で出来ています。 八田亜矢子アナ@ウィキペディア 八田亜矢子 八田亜矢子アナの報道 八田亜矢子、退院した息子が発熱して焦り「初めて見るレベルの高熱」 | 話題 | ABEMA TIMES - ABEMA TIMES 八田亜矢子、ぜんそくで苦しんだ1歳息子が退院 5日間の付き添い入院も「無事母子ともども帰ってこれました」(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 八田亜矢子、入院中の1歳息子が不安定な状態だったことを報告「トラウマになっているのか」 - モデルプレス だいたひかるの夫、妻が本格的に入院の準備を進めたことを報告「こんなに楽しいとは」(2021年11月9日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 黒崎真音、硬膜外血腫の予兆あった 9月上旬から体調悪化、倦怠感… 「頭痛に悩んでいる子は一度見てもらってね」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『クイズ王』出身としては初? 東大生イメージを“意識的”に払拭しマルチタレントへと昇華 伊沢拓司の功績(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【こんなに過酷なの!?】2ヶ月間、子どもの入院に“付き添い”した人のツイートが話題に - 同じ経験をした読者からは共感の声(2021年10月19日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース はんにゃ川島、黒あざ発生の1歳息子は難病「特発性血小板減少性紫斑病」 緊急入院時の身体は“危険数値”に(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【こんなん言われたい♡】髪を切ってほしくなさそうだった息子が、ママに一言(2021年9月26日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース さんま御殿に登場のミス東大「神谷明采」は局アナ志望 和久田麻由子アナに匹敵する逸材(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 産院退院時、赤ちゃんにセレモニードレスって着せた?(2021年9月10日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース なかやまきんに君、父・母・娘・息子の4役に挑戦 一番の難役は「息子」(2021年9月1日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース “しゅんまや”ドキュメンタリー、子育てルールや妊娠当時の不安を語る《第1話》 (2021年7月21日) - エキサイトニュース 八田亜矢子、息子の1歳の誕生日に一升餅をしない理由「トラウマになったみたい」 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES 野々村友紀子、子ども達から好評だった夕飯を披露「モリモリ食べてくれました」 - モデルプレス ももクロ・あーりん『ももクロと行く!』最終回での集合ショットを公開「いつか復活できたら」 - モデルプレス 登坂淳一、50歳の誕生日を迎え抱負を明かす「重みのある数字」 - モデルプレス 【息子×ミルク×麦茶】オタクママの「擬人化妄想」が昼ドラ展開すぎるんですが…(2021年5月25日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 前回敗退・岡崎体育が炎のリベンジ、妻・田畑智子の応援も…岡田義徳が300万円に挑戦!『あなたは小学5年生より賢いの?』 - music.jpニュース トータルテンボス大村親子、山崎ケイ&立川談洲夫妻らが家族の事情を抱えて真剣勝負 『小学5年生より賢いの?』SP - music.jpニュース 「3か月先、チャンスを逃す。空回りする」中山功太、地獄の占い結果に動揺 - モデルプレス 人気YouTuber・エミリン、キャラ芸人時代は「恥ずかしいと思っていた」涙で告白 - モデルプレス 八田亜矢子、保育園の洗礼を受けた息子「寝苦しそうにしている姿はやっぱり心配」 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES 生見愛瑠、個性派アーティスト 花椿 だった過去をテレビ初告白「黒歴史すぎて」 - モデルプレス 『東大王』新生東大王メンバー初陣!波乱のファイナルを鶴崎が止める - 株式会社セブンデイズウォー 八田亜矢子、慣らし保育の初日で緊張するも「拍子抜けしちゃいました」 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES 藤岡弘、親子・井上咲楽・ナダルらが賞金300万円獲得に挑む! 助っ人小学生の卒業も 『小学5年生より賢いの?』SP - music.jpニュース 日本一のミスキャンパス:ファイナリスト10人が美の競演 グランプリの東大生・神谷明采さんもウエディングドレス姿で - 毎日キレイ 八田亜矢子、先輩に相談した産後の体型について「なかなか厳しそう…笑」 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES ミス・オブ・ミス・キャンパス:東大1年の神谷明采さんがミスキャンパスの頂点に 「芸能界にも挑戦したい」 元AKBも準グランプリ - 毎日キレイ 家族のために300万円目指す人・大集結!完熟フレッシュ&八田亜矢子が本気で賞金狙う『あなたは小学5年生より賢いの?』SP - music.jpニュース 八田亜矢子、病院で息子のヘルメット治療の相談「悩んで結論を出そうと思います」 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES ミス東大「セクハラ告発」 最終候補者の間で見解食い違いも - NEWSポストセブン 八田亜矢子 ガングリオンと診断…腱鞘炎が1カ月、手首を使わないように抱っこ - デイリースポーツ 八田亜矢子 血乳が出た…乳がんかもと心配、自治体の助産師相談窓口に電話 - デイリースポーツ 八田亜矢子、息子の“絶壁”に悩む「今の時期しかできない治療だし」 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES 八田亜矢子、“マザーズバッグ”を新調した理由「ちょっと恥ずかしいかなって」 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES 「いつ虐待で通報されるか冷や冷や」 第1子出産の八田亜矢子、沐浴中の“ギャン泣き”に不安募らせる - - ねとらぼ 八田亜矢子、出産直後の赤ちゃんが入院延長「黄疸の値が…」 - デイリースポーツ 八田亜矢子、第1子男児の退院が延期「離れてしまうことがとても心配」 | 話題 - AbemaTIMES 八田亜矢子、長男が黄疸で入院延長 「離れてしまうことがとても心配」 - - ねとらぼ 八田亜矢子、“妊娠11カ月”で第1子男児を無事出産 幸せいっぱい親子ショットを初公開「予想以上の可愛さ」 - - ねとらぼ 八田亜矢子、第1子出産を報告 入院日の朝に破水し、予定を変更 - サンケイスポーツ 八田亜矢子、長男出産「予想以上の可愛さ」|日テレNEWS24 - 日テレNEWS24 八田亜矢子が第1子男児出産を報告「我が子は予想以上の可愛さ」 |最新ニュース|eltha(エルザ) - ORICON NEWS 八田亜矢子が第1子男児を出産 「かけがえのない小さな命を大切に育んでいきたい」 - サンケイスポーツ 八田亜矢子が第1子男児出産「予想以上の可愛さ」 - ニッカンスポーツ 八田亜矢子、予定日過ぎて“妊娠11カ月” ぽっこりおなかショットで「来週までに陣痛きて欲しい~」と悲鳴 - - ねとらぼ 八田亜矢子、妊娠11カ月 予定日過ぎて良かったこと - サンケイスポーツ 第1子妊娠中の八田亜矢子 予定日超え「妊娠11ヶ月」「ひたすら陣痛待ちです」 - スポーツニッポン新聞社 八田亜矢子、妊娠中の美容院事情「今のうちに一人でゆっくり」 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES 八田亜矢子、妊娠初期に困っていたこと「お店の人に悪いかなぁと思うし…」 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES 八田亜矢子の妊娠報告でまたもネット上を混乱させたアノ女優とは? 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夏の気候と風を吸い込んで、少年はこれから始まる激動の毎日への好奇心と挑戦心をを、空気以上に胸いっぱい、体いっぱいに巡らせた。 密航した船が嵐に巻き込まれ、体が放り出された時は死を覚悟したなあ、となんだか他人事みたいに思い返す。 このノースティリスの大地に打ち上げられ気を失っていた彼を助けてくれた自分と同じエレアの……名前は忘れた、少し気障ったらしい腹の立つ緑髪の男と、ラーネイレと名乗った美しい女性。 緑髪の男の話もおざなりに、彼は女性に、ラーネイレに見惚れていた。 それも仕方がない、男ならば振り向かずにはいられない、全人類どんな種族も(カオスシェイプやかたつむりの美的価値観は正直分からないが)はっと息を呑む……そんな女性だったから。 「綺麗だったなあ」 ヴェルニースに行くことを勧められて、彼は今ノースティリスの大地をその二本の脚で歩いている。 彼の名前はプロミス、至極善良で、前途洋々な、きっと誰かが、一度は夢見たことのある冒険者の道を歩むもの。 自分が魔法戦士であるということと、エレアと呼ばれる種族に分類されていることは覚えているのだが。 船から放り出されたせいなのか、密航する以前の記憶が殆どないのだ。 どこからきてどこへ行くのか、何も分からない。 しかしプロミスの心を満たすのは恐怖ではない。 前述した通りの未知の世界への好奇心と挑戦心だ。 それは彼が生を諦めるその日まで永遠に続くはずの、世界と繁栄と盟約の物語。 ヴェルニースの街は、言われたとおり子供の足でもすぐさま辿り着くほど近い場所にあった。 賑やかな音楽と、次いで遮る鮮烈な悲鳴に体をびくっとさせたが、ええいままよ!とプロミスは大きく一歩踏み出した。 鈍い音と共に、時空が歪むのを感じる。 目の前にあったはずの街が湾曲して遠ざかっていく。 モンスターか!? プロミスは慌ててエーテルの長剣を構える。 手に馴染む、愛着のある美しい永遠なるエーテルの長剣。 これさえ共にあれば、どこまでも、自分で道を照らし切り開ける。 しかし、いくら空を切ろうとも、迫り来る歪みは収まらない。 じわじわと締めあげられるような恐怖、張り詰めていくそれは、ドンっと小さな爆発を起こして、彼の存在をノースティリスから消した。 プロミスは、鏡を見た。 緑の長髪を後ろに適当にくくり、ぼんやりと眠たそうな揃いの緑の瞳で、鏡の中のプロミスはこちらを見返す。 『ゲームスタートだ』 彼は告げる、限られた、永遠ではなく約束もない物語の、始まりを。 暗がりに人が集まっている。 意識を取り戻したプロミスは、ざわめきと多すぎる気配をいっぺんに受けた。 手足は石になってしまったみたいに動かず、取り戻した意識も粘着く倦怠感に絡め取られてまともに機能しない。 周りの人間もそれに変わりはないらしく、ざわめきと思ったものの大概は、呻き声だった。 いや、確かに、言葉が聞こえる。 健常で、居丈高な……声達が剣を交えている。 「ふん、どうやらシモベ達がお目覚めのようだぞルルウィ、静かにしろ」 「あらあ、貴方こそブウブウ鳴くのを止めたらいかが、ブタのマニ」 男と女は会話の終止符にお互い大量の悪意を詰め込んで、剣を収めた。 「喧嘩してる場合じゃない……はやく……」 静かで慈しみのある声が窘める。 暗黒で姿はわからぬが、春の慈雨を思わせる声はプロミスを少しだけ安心させて。 「間引きを……裏切り者の間引きを……」 ぞっと、肌を粟立たせた。 「フハハハハッ、クミロミの言う通り!」 岩を砕く豪快な笑い声。 「全く我が元素からなる神とあろうものが痴話喧嘩とは」 苦言を呈する厳かな声。 「うみゃみゃぁあ仲が悪いの?よくない!よくない!」 気が触れたような調子はずれの声。 「べ、別に羨ましくなんか無いけどやめなさいよね!」 場違いに嫉妬する声。 合わせて、七人。 誰だろう、誰だろう、僕は知っているぞ。 プロミスは懸命に起き上がる。 闇に慣れてきた瞳は声の主達を見つめる。 順繰りに確認し、一言。その場にいた全員が答えるだろう言葉を真っ先に口に出した。 「神様……?」 ノースティリスには七柱の神が存在していた。 正確には無のエイスも含めた八柱だが、無のエイスは名の通り無宗教を表す。 機械のマニ、風のルルウィ、元素のイツパロトル、収穫のクミロミ、地のオパートス、幸運のエヘカトル、癒しのジュア。 その神々が、今この場所に、プロミス達の目の前に降臨している。 「そう、我々はお前たちが崇める神だ」 機械のマニはプロミスの放心した声に満足そうに頷いた。 「神様か、ならなおさら分からないね」 横槍を入れるついさっき聞いたばかりの男の声。 見上げると、緑髪のエレアが立ち上がりその美しい弓を構えていた。 「ロミアス」 そうだロミアスだ。 マニは面倒くさそうにその名前を呼んだ。 「今から話を始めようと言う時に無礼な……これだから弓などという旧式の武器を扱うものは」 「弓じゃないわよ、エレアが悪いのブタさん」 マニに突っかかるルルウィの言葉にロミアスだけではなく自分の種族も貶されプロミスはむっとする。 だからといって神様に武器を向けるだなんて、とても自分ではできない。 とても勇気のある誇り高きエレアの戦士だ、なんてロミアスのことを見なおしてしまう。 プロミスは知らなかったが、ノースティリスでの信仰は少し他の宗教観とは異なっている。 一部には勿論、信心深く神を信じ仰ぐものがいるが、大概はその信仰からくる恩恵を期待するものばかり。 特に冒険者達はこぞって宗教を変え、自分に最も有益な宗教を探している。 「神様が我々になんの用だ、君たちと違って我々は忙しくてね」 異形の森の使者としての役目を果たさねばならぬのに、とロミアスは添える。 「ちょっとそれをロミアスが言うのは納得出来ないけど……」 美しいエレア、ラーネイレは苦笑してその傍らに立つ。 それは人間の勇気の象徴に見えて、プロミスを含めその場に居た者達は鼓舞され、暗闇の恐怖をうちはらった。 「これだから……お前らがそうだから、このような催しを開かねばならなくなったのだ」 「催し?」 マニは心底うんざりして、腕を組む。 「……簡単な催しだ、お前たちのような冒険者なら常に……行っている」 「殺し合いだ、この場にいるものが一人きりになるまでの、殺し合いの催しだ」 低い低い宣告に皆ぽかんとして、あるものは肩をすくめ、あるものは笑った。 「そうですか、とやるわけにはいかない。やれやれだ、実に」 異形の森の使者ロミアスはミンチになった! 「ロミアス!?」 ラーネイレの悲鳴と、ロミアスだったぐちゃぐちゃの肉塊が散らばる音。 「静かに……もう一度遮ったら……君たちも…………」 血の滴る鎌を携えたクミロミはしとしとと、人間たちを精神的に押さえつける。 それからはラーネイレも、誰も、物音一つ立てることは無くなった。 「宜しい。先ほど言ったとおり、これからお前達には殺し合いをしてもらう」 機械じかけの照明がぼんやりと世界を照らし、暗がりに映像を映し出す。 数多の冒険者の見慣れたノースティリスの大地の地図。 しかしそれは妙に小さく、いくつかの建物を欠いていた。 「私達で作ったミニチュアのノースティリスよ、よくできているでしょう?」 ルルウィはからから風車を回すように笑う。 聴衆は納得するが、微動だにできず。 「三日間……このノースティリスで……君たちは最後の一人になるまで殺しあうんだ」 もしも一日の間に誰も死ななければ、その時点でこの箱庭は閉じられる。 ぐしゃりと、中身ごと。 「どうして……」 思わずプロミスは疑問を漏らし、はっと手を口に当てた。 殺される、殺されてしまう。 どうして、どうして、ひどい。 「フッハハハハッハハ!確かに当然の疑問よの!!」 プロミスを覆う殺意を退けたオパートスの笑い声。 クミロミも、疑問を口にする権利はあるだろうとその手を動かすことはなかった。 「汝らが日頃我々に対する信仰の、水と火の報いだと思うがいい」 勘のいいものたちはそこではたと、理由に気付かされる。 「うみゃぁ……裏切っちゃう!みんなすぐ裏切っちゃう!」 有益を求め、目当てのものを賜ればすぐさま宗旨変えする。 「わ、私たちだって……神様だって怒るんだからね!」 その神々を舐め切った立ち振舞。 「我々は、お前たちを、信仰してくれたお前たちを愛していたのに」 プロミスは理解できなかったが、その言葉に酷く悲しくなった。 裏切ったのだ、僕たちは、きっと、神様の信頼を。 「裏切りは……許さない……でも」 愛しているから、また信じたい。 これは信仰を試す試練でもあるのだ。 最後の一人になるものは心を入れ替え、本当の信心を見出すだろう。 それを繰り返して、星の数ほど居る冒険者の選別を行うのだ。 もう裏切られないために、きちんとお互いを愛せるように。 「迷える我がシモベであった者達よ、機会を授けよう」 「もう無様に這い上がることはできないけれど、頑張ってね子猫ちゃん達」 「定命の者達よ、汝らの信用を取り戻すのだ」 「帰ってきたら、ずっと一緒だよ……もう離さない……」 「フッハハハハハ!!!」 「うみゃみゃ♪」 「せ、精々沢山戦うことね!終わったら怪我……治すから」 神々の言葉がぐるぐると周りを囲む。 僕の冒険の第一歩は、とんでもないものになってしまった。 プロミスは蒼白な顔色になっているラーネレイを見て、ぎゅうと拳を握る。 「さて、これからお前たちをこのミニチュアノースティリスに這い上がらせる。最後の復活だ、心してかかれよ」 え?と全員がマヌケな音を出す暇もなく。 ´. __,, ======== ,,__ ...‐ ゙ . ` ´ ´、 ゝ ‐... ..‐´ ゙ `‐.. / \ .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ´ ヽ. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;................. .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ . ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;...... ;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙ ゙゙゙゙゙;;;;;; ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙ ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ; .` .; il,.;;. ||i .i| ;il|l||;(゙ `;;i|l|li||lll|||il;i ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;; `ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;, ,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii ;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙ ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´ 原子爆弾が文字通り彼らを吹っ飛ばした。 「うむ、実に良い」 「悪趣味」 機械のマニのほくほくとした笑顔。 始まりをド派手に告げた赤い花。 これから彼らが歩む、一時の冒険。 【ロミアス@NPC 死亡】 【Elona Battle Royal始動】 0 NEXT→ 投下順 01:見る目がない 時系列順
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838 名前:保守 七夕記念予告[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 06 21 46 ID ??? (こちらアスカこちらアスカ聞こえる?私はあなたを取り戻しにきた。月は遥か遠く、地球も見えない。こちらアスカ。私に出来ることは‥) 『spece oditiy』 ~十七年前~ おそらく今後こんなに目覚めの悪い朝は来ないとアスカは確信した。 汚泥に浸かりながら眠ってしまったような倦怠感。虚ろに開けた目は重いし、手足の先に微電流が流れているような痺れ。寝違えてもいないのにバキバキと音を立てる関節群。 凝り固まった筋肉をほぐしながら目覚まし時計を凝視する。 「えっ?」 短針は左向きへ水平になり、アスカをベッドから飛び立たせた。 乱れた寝巻も整えぬまま居間へと入ると、こおばしい香りと音をフライパンから漂わせながらシンジが言った。 「あ、おはよう」 「あ、おはよう、じゃないわよ!何で起こしてくれないの!?」 露出した下半身を気にする暇もなくまくし立てるアスカ。 「え、なんで?」 「なんでって、学校は‥」 「学校は休みじゃないか。いつも休みの日に用事があるから起こしたら寝かせろって怒るくせになんなんだよもう」 フライパンの上の卵を器用にターンオーバーさせながらぶつくさと呟く。 不可思議に思うも自分の勘違いだったのかと納得し、卓上に並べられた専用の皿の前に座るアスカ。そのうち太陽のように鮮やかな卵が食卓を彩った。 「ねえ、今日って何曜日だっけ」 向いに座ったシンジに話しかける。 「忘れっぽいなぁ、アスカは。月曜だよ」 「月曜?振替休日だったっけ?」 「‥具合でも悪いのアスカ」 「は?何でよ」 「だって‥」 急にシンジの歯切れが悪くなる。途端に伏し目がちになり、疑うような目線をアスカに向けた。 「戦争中なんだよ。この"国"‥」 七夕までに終わるかな‥ 840 名前:kou[sage] 投稿日:2010/07/06(火) 15 54 10 ID ??? 838 『ーーー‥依然、日本政府は遺憾の意を示し、第三新東京行政府に対して対話の提案を試みています。しかし行政府はこれを拒否。認めないなら武力行使も厭わないと発言。この発言に対して防衛庁はーーー‥』 映像の途切れたテレビをアスカは呆然と見つめる。 「嘘‥」 「嘘じゃないよ。この街は独立しようとしてる」 言葉を失った背中を見つめるシンジは事実を述べた。 「僕もよくは知らないけど、ネルフが中心になって独立の表明を出したんだって」 どうやら初号機に関係あるらしい、と続けた。しかしアスカの耳には無秩序なノイズが発する音のように聞こえた。混乱のレベルがあるなら間違いなく最大に位置するだろう。 「大丈夫アスカ?」 「そんな訳無いじゃない‥訳わかんない」 「仕方ないよ。昨日の今日起こったことだし、みんな混乱してる。アスカも落ち着いて‥」 慰めの手を背にかけようとするが振り払われる。 「違う!そうじゃない!そうじゃなくて‥」 言葉にしようとすると絡まった糸のようにうまく解けず言葉が出ない。 「ごめん、ちょっと一人にさせて」 竦み上がった体を何とか立ち上がらせ、よろけそうになりながら再度自室へと戻る。襖の滑りが悪くてがたりと音を立てた。 十分ほど熟考した頃だろうか。アスカは根本的な疑問にたどり着く。 「私の知ってる世界じゃない」 ここはどこだろう。今はいつだろう。私は誰だろう。何が起こっているのだろう。張り巡らせた思考の輪を収束すべく、PCを起動させて情報を集めはじめた。 某大型掲示板 1 第三新オワタwww(618) 2 第三新「いついかなる挑戦も受ける キリッ」(213) 3 【速報】衝撃!突然の独立宣言!?part8(18) 4 どうやらこの国に終わりが来たようだ(500) 5 さて、そろそろ仕事をはじめ‥え?(980) 6 リアルゲバラが日本にいた件について(774) 7 第三新「こいつを見てくれ。どう思う?」日本「すごく‥面倒です」(4) 8 特務機関関係者だけど質問ある?(63) 9 ニュー速民で特務機関のサーバー攻撃しようずwww(1) 10 【速報】衝撃!突然の独立宣言!?part7(1001)‥‥‥ 841 名前:kou[sage] 投稿日:2010/07/06(火) 15 56 02 ID ??? 様々なニュースサイトで情報を集めていくに連れて、アスカの中で少しずつだが確実に現実感が募ってきた。 改めて疑問と情報を整理してみる。 ・知っている世界と違う 主にネルフを中心に日本政府に対して宣戦布告とも取れる独立宣言をしている ・アスカ以外異変に気づいている様子がない ネット中心の主観だが、少なくともメディアに異変が発露するほど大人数が違和感を感じていない ・ネルフと初号機が違和感のキーかもしれない 推測だが、シンジの話によるとそうらしい 「ファーストやミサトはどうなのかしら」 携帯を取り出しミサトへコールをする。が、留守電サービスに繋がってしまう。レイにも連絡しようとしたがアドレスを知らない。 仕方ないのでシンジの携帯を借りるために自室を出て、カタカタと勤勉そうに洗い物を進める後ろ姿に声をかける。 「シンジ、携帯貸して」 「いいけど何に使うの?」 「ファーストに電話するのよ。私番号知らないし」 そしてまた、先に見せた訝しむ目をアスカに向けた。 「‥ファースト?何それ」 「何ってファーストはファー、スト‥」 これはいよいよおかしい。シンジがファーストを知らない。せっかく活性化し始めたアスカの脳がまたもや固まりはじめた。 不思議な物で焦りはなく、ただただ違和感だけが体の芯に浸透していく。 「シンジ何かおかしいとは思わない?」 「おかしいよ。アスカは変な事言うし、ネルフも何だかおかしいし」 「それよそれ!ネルフ!エヴァは?使徒は?」 まくし立てるも、ここで一つまた疑問が増える。 「‥なんで私は何も覚えていないの?」 この"世界"のことはもちろん、今までの事も良く覚えていない。 842 名前:kou[sage] 投稿日:2010/07/06(火) 15 56 54 ID ??? 頭の中に霧がかかったように釈然としていない。断片的にではあるが、深い後悔の念と憎悪の渦のような物がアスカの胸中を掻き乱しはじめた。 それらを押し殺していると、シンジがふと言った。 「使徒?なにそれ?」 思ったよりも自体は深刻だと悟った。 「じゃあ何でエヴァに乗ってるのよ」 「父さんに来いって急に呼び出されたからだよ。それに‥」 「‥それに?」 「僕、初号機の写真を見たことがあるだけで実際には乗ったことない」 「え」 「それでいつもアスカは馬鹿にしてたじゃないか。乗ったことないのにパイロットだなんて~って」 「‥変に思わないでね。ていうかもう変だろうけど‥」 「なに?」 「今日までの私って、どんな風だった?」 シンジの表情は訝しみなどという表現を越え、むしろ哀れみの色さえ浮かびはじめた。 「どんなって言われても‥。いつも通りだったよ」 「だからそれがどんな風?」 「例えば、シンクロテストの結果を自慢したり、合同演習でエヴァで予定にない動きをして戦自の人を困らせたり、僕の料理にケチつけたりだよ」 そこまで言うと、しまったという顔を浮かべて反射的に頭部を守る体勢を取る。しかしいつまで経っても予定の衝撃が来ないので恐る恐る顔を上げてみる。 そこには呆けた目を潤ませながら、おぞましいものを見たような表情でわななくアスカがいた。 「エヴァに乗ってる‥戦自‥シンクロ率‥」 アスカの体に戦慄が走った。 「アスカ!?アスカ!」 気丈に振る舞う精神とは裏腹な華奢な体が、唐突に床へと崩れ落ちた。 843 名前:kou[sage] 投稿日:2010/07/06(火) 15 58 33 ID ??? 数時間後、正常を示す規則正しい点灯と音が鳴る部屋でアスカは目覚めた。白い壁紙と天井の染みがやけに目立っていて、綿の空気が抜けた固いベッドには自分の汗がじっとりと染み込んでいるのがわかった。 肌寒さを感じて掛け布団を手繰り寄せたあたりで、何故こんな場所にいるのかを考えた。 記憶を反芻すると悪寒が脊髄を駆け登ってきた。 二号機、戦自、ロンギヌスの槍、白いエヴァ、痛み、碇シンジ、赤い海。忘却していたというよりもとてつもなく大きな石蓋を記憶に被せられ続けていたような気分だった。ひび割れた部分から漏れ出ていたのが違和感の正体なのだろうか。 ここが病室だと気付いたのと同時に、パイプ椅子でくたびれて眠るシンジの姿を確認した。 「シンジ」 「あ。良かった目が覚めたんだね」 起きぬけに安堵の表情を浮かべると備品の小型冷蔵庫の中から小振りなナイフと果物を取り出した。 「びっくりしたよ。急に倒れるんだもん。気分は悪くない?」 カットしたフルーツを差し出されるがあまり食欲が進まないアスカはそれには手をつけず、シンジの目を直視した。 「どうしたの?」 「綾波レイ。聞き覚えない?ううん、ファーストだけじゃなくて使徒や赤い海の事も」 「レイ?なんでアスカがレイを知ってるの?」 綾波レイは親戚の子で最近父親が第三新東京に呼び寄せた。父の所で生活しているためあまり会わない、とシンジは述べる。 「シト、だっけ?聞いたことないなぁ。赤い海もわからない」 「ミサトは今どこにるの」 844 名前:kou[sage] 投稿日:2010/07/06(火) 15 59 29 ID ??? 「ずっと連絡が取れないんだ。何度か連絡してるんだけど繋がらなくて」 いくつかの質疑を交わして幾時間か経った頃ふとした事にアスカは気付いた。 「ここ病院よね?他の患者や医者とか看護師は?」 「ここはネルフ関係の病院だから個室を取れたんだ。お医者さんも検査だけして引き上げていったよ」 だとしても、いささか人の気配がしなさすぎる。窓は無く、今がいつかを知らせるのは備え付けのデジタル時計だけだ。また違和感。 思い返してみれば、外の風景を目覚めてから見ていない。確信はないが"何か"が自分を阻害しているような、大事な事だけ見えなくなる目隠しをされているような妙な気分に陥った。 閉塞感漂うこの状況になにか打開策は無いかとアスカは思案を巡らせる。 「ねぇ、レイに連絡してみてよ。番号知ってるんでしょ」 「知ってるけど、どうして」 ファースト、という通称では通じなかったのは"この世界"ではアスカが彼女を呼んでいなかったか、呼ぶ必要がなかっただけで綾波レイという人物は存在する。 「いいから。出来れば会いたいって伝えて」 突然の提案に戸惑いながらも電話を取り出し綾波レイの番号をコールするシンジ。 着信を待つ呼出し音が静かな部屋に小さく聞こえている間、シンジがレイを"レイ"と呼んだ事に少しばかりの嫉妬を覚えた事に気付いたアスカは布団の舌で自分の太ももを小さく抓った。 そして呼出し音が途切れた。 「あ、レイ?こんにちは。突然なんだけどいいかな」 たどたどしいやり取りをいくつか交わした直後、またもシンジが困惑した顔をした。 「え、そうなの?うん。うん‥わかった」 相手側から切られたようで、何度か液晶画面を確認するシンジに問うた。 「どうしたの?」 「下のロビーにいるから降りてきてって‥」 理由ははっきりとしないが、綾波レイが一連の違和感の鍵を握っているキーパーソンだとアスカは確信した。 845 名前:kou[sage] 投稿日:2010/07/06(火) 16 03 13 ID ??? 申し訳ないですが続きは夜に投下します。 長々と失礼します。
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―――僕の人生は人よりずっと長い。 だから、僕には人生が短いという感覚は理解できないだろうね。 きっと死の間際には、よく生きたと満足して笑って見せるよ――― 【英雄伝】 いつもどおりの日常を過ごしていたはずが、気が付けば手足は満足に動かず、 何日眠らなくても疲れを知らなかった肉体は、たった数時間の読書にすら倦怠感を主張するようになった。 衰えたのは肉体ばかりではない。 いつしか未来の自分に思いを馳せることはなくなり、過去の思い出にばかり浸る自分がいた。 新しい物を求めるよりも、今ある物で満足することを覚えた。 そうして悟った。もう、自分は長くないのだ、と。 幻想郷にある魔法の森。 その入り口に存在する店、香霖堂の店主こと森近霖之助は、老いた自分を振り返っていた。 すでに何年生きたのか覚えていない。 体力はすっかり落ちきってしまい、無縁塚への仕入れはもう何年も前から行っていない。 いや、すでに一日の大半を布団か椅子の上で過ごす毎日だ。 見た目の姿も随分と変わった。 もともと白かった髪は、色こそ変わらずとも艶を失い、顔には多くのしわが刻まれている。 だが、それらは決して不快感を与えるものではない。 重ねてきた月日が性格を丸め、その性格を反映した柔和な笑顔。 その笑顔を見て、かつて彼が仏頂面とからかわれていたことを信じるものはいないだろう。 そう、かつては霊夢や魔理沙にからかわれてばかりだった。 「……最近は昔のことを思い出してばかりだな」 自嘲気味の笑みを浮かべる。思えば随分生きたものだ。 結局、外の世界を目にすることは適わなかったが、自分の人生には概ね満足している。 外の世界のほかに心残りといえば、自分の集めた品の行方くらいのものだ。 特に草薙の剣と、大昔に無縁塚で拾い上げた彼の背丈ほどもある古時計。 死後の世界にそれらを持っていけるわけではないのに、と苦笑する。 「調子はどうだ?霖之助」 「慧音か」 霖之助が床に伏せるようになると、友人たちはそれまで以上に香霖堂を訪れるようになった。 今では当番制で家事や霖之助の生活を手伝ってくれている。 自分はどうやら自覚していた以上に彼女たちに好かれていたらしい。 「どうにも、昔のことを思い出してばかりだ。これはいよいよ天に召される時が来たかな?」 「またそんなことを言っているのか……」 半分人間の血が混じっている者の中で、霖之助の寿命が最も短かったらしい。 慧音や妖夢も年は取ったが、まだまだこれから人生の折り返し地点というところだ。 咲夜、霊夢、早苗、そして人間として生きることを選んだ魔理沙はすでに他界し、今はその子孫たちの時代になっている。 「魔理沙、霊夢、咲夜、早苗、か」 懐かしい名前に、慧音が応じる。 「随分久しぶりに聞いたな。懐かしいものだ」 「ああ。特に、魔理沙と霊夢には迷惑もかけられたが、彼女たちがいなければ、 君を始めとしてこんなに多くの友人を持つことはできなかっただろうね」 思い出話に華が咲く。 楽しい一時だったが、かつての自分はこんなにも過去の話で盛り上がることはなかったと、 霖之助は改めて自らの老いを自覚した。 「それではまた来るからな」 「ああ、楽しみにしている」 霖之助が夕食を済ませて床に就くと、慧音は少しのやり取りを済ませて帰り支度を始めた。 ふぅ、と一息ついて、霖之助はまた思索の海に沈む。 結局、自分はだれかと添い遂げることはなかった。 こんな自分でも、好意を向けてくれた女性は少なくない。 慧音とて、何度も人里で共に暮らそうと言ってくれた。 彼女たちに応えることができなかったのは申し訳ないが、誰かを選んでいれば、その分誰かと疎遠になっていただろう。 そうなれば、今のように多くの友人を持つことはなかったかも知れない。 そう思えば、多くの友人と知り合い、その内面に触れることができたこの人生も、悪くはなかった。 これなら、安らかに死んでいけるだろう。 若いころから、死について考えることが度々あった。 死、四、史、始。 これらは同じ、『し』という読みを持つ。 これは死した者の行く末を暗に示していると言えよう。 肉体は『四』大元素(火、水、土、風)へと分解され、世界の構成要素となる。 残した足跡は歴『史』となり、残された者たちの道しるべとなる。 そして、魂は輪廻の輪をぐるりと回って、また新しい生を『始』めるのだ。 ゆっくりと目を閉じる霖之助。 いつもは眠りが浅くて困るというのに、今日は易々と意識が沈んでいく。 まるで、死に誘われるかのように。 帰り支度を終えた慧音は、次に来る日を思い浮かべつつ、店を出ようとした。 だがその時、ありえないはずの音を聞く。店の古時計が、時間でもないのに音を上げた。 ボーン 振り返ってみるが、今の時刻は18時20分というところ。 ボーン 故障だろうか。霖之助が拾ってきてからというもの、こんなことは一度もなかったが。 ボーン すぐ止むと思っていたその音は、むしろ激しさを増して店内に響き渡る。 ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、 ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、 ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、 ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、 ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、 ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、 何かを訴えるように鳴り続ける時計を呆然と見ていると、かつて霖之助に聞いた話を思い出す。 この時計は、ある人物が生まれたときに送られたもので、その人物が亡くなる瞬間に音を上げた後、壊れて幻想入りしたものだと。 「……まさか」 慧音は部屋に戻り、横になった霖之助に声をかける。 いつもなら例え寝ていても起き上がってくる霖之助が、微動だにしなかった。 時計の音は、まだ止まない。 古時計の音は、届くはずがない場所にいる者の耳にも届いた。 いや、正確には耳に届いたのではない。 頭の中に直接響いたのだ。 最初は疲れているのか、それとも何かの悪戯かと思った彼女たちも、延々と続くその音に聞き覚えがあること、 そしてその音を何処で聞いたのかを思い出し、嫌な予感と共に香霖堂へ向かった。 朦朧とする意識の中で、霖之助はいよいよ自分の死を確信する。 周りには友人たちがいるはずだ。はっきりとはわからないが、声が聞こえたように思う。 しかし、死に向かう霖之助の体は、彼の意識をどんどん皆から遠ざける。 目は周りの様子を写してくれない。死ぬ時には皆の顔を焼き付けておきたかったのに。 耳が音を感じない。皆の声に囲まれて逝きたかったのに。 手足が言うことを聞いてくれない。死の前に、できれば握手の一つでも交わしたかったのに。 口は唸り声すら出そうとしない。皆に感謝の言葉を告げたかったのに。 鼻も利かなくなったようだ。住み慣れた家の香りを感じることすらできなくなった。 残酷なことをしてくれる。 自分に音も光もない孤独の中で死ねというのか。 死ぬ前に済ませておきたかったことは何もできないまま、 こんなに心配してくれている皆になにも伝えられぬまま、最期を迎えるのか。 いや、まだ残っているものがあった。 それは、触覚。 皆が自分に触れているのを感じる。 そして彼の能力は、蝋燭が最後に一際燃え上がるかのごとく、ここに来て進化を遂げた。 『道具の名前と用途がわかる程度の能力』 生命体の名前はわからなかったはずが、今では触れた手から皆の名前が流れ込んでくる。 頬に手を当てているのは紫。 口元で呼吸を確認しているのは慧音。 右手で脈を診ているのは永琳か。 両の肩口に水滴が滴ると思ったら、美鈴と鈴仙が泣いていたのか。 左手を包んでいるのは文の両手。 霖之助の能力はよりいっそう強く燃え上がる。 一人一人の声が肌に届くたび、なんと言っているのかまではわからずとも、それは誰の声だと教えてくれる。 長年付き合ってきた妖怪たちばかりではない。 年老いて穏やかになった彼を慕う人間たちも、わざわざ人里から大勢駆けつけてくれている。 部屋に入りきれないほどの人数が、霖之助に声をかけていた。 それは、本来存在するはずがない光景。 人と妖怪が、いがみ合うこともなく、一つの目的のために一堂に会している。 皆等しく、霖之助の死を悲しんでいた。 一際続いているのは古時計の音だったのか。そうか、君が皆を集めてくれたんだね。 ありがたい。自分なんかの死を、こんなにも大勢で惜しんでくれるとは。 僕は幸せ者だ。心の底からそう思う霖之助だが、困ったことにそのことで心残りができてしまった。 せめて皆に、自分は最期の最期で、幸福に包まれている事を伝えたい。 何もわからぬままに死んでいったのではなく、自分の生と死を見つめた上で受け入れて死んだのだ、と。 頼む、体のどこでもいいから言うことを聞いてくれ。すがるような思いで全身をもう一度確認する。 あった。 どうやら顔の筋肉は、まだ自分に味方してくれるようだ。 せめて、笑顔を残していこう。 よかった。まだ僕にも、できることが残っていてくれた……。 「脈が……止まったわ……」 永琳が霖之助の臨終を告げた。 泣き崩れるもの、 呆然とするもの、 必死に涙をこらえるもの、 反応はそれぞれだったが、誰もが霖之助の死に顔を直視できない。 しかし、そんな中でも誰かが声を上げた。 「……笑ってる」 その言葉を聞き、皆の視線が霖之助の顔に集まる。 脈が止まった瞬間、確かに無表情だったその顔は、いつの間にか笑顔に変わっていた。 そして、慧音の声が響き渡る。 「全く……。 自分が死のうとしているその真際に、私たちを安心させることを考えるとは、お前も本当に変わったものだ。 だが、残念だったな霖之助。お前の作り笑いなど皆お見通しだ。 ……この……大馬鹿者の……お人好し……め……」 慧音の両目から、大粒の涙が溢れ出す。 その視線の先に横たわる霖之助。 その顔に浮かんでいたのは、かつて自らが苦手と公言して憚らなかった営業用の笑顔。 霊夢が、魔理沙が、わざとらしいと揶揄した、ぎこちない『誰かのための笑顔』を、今再び霖之助は浮かべていた。 何時しか、時計の音も消えていた。 蝉がやかましく泣き叫ぶ、夏の日の夕暮れ。森近霖之助の時間は停止した。 そして、1つの物語が阿礼乙女の蔵書に加わる。 物語の題名は、『森近霖之助伝』。 人と妖怪両方の血を引きながらにして、どちらの道を選ぶこともなく、個人としての行き方を貫き、遂には人と妖怪の区別なく多くの友人を作った男の人生を伝える、『英雄伝』。 この物語に新たな一行が加わることは、もう、ない。
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現代日本を〈わたし〉から考える ―「新型うつ」という警告―(仮) 1. テーマ設定の理由 1) 背景にある問題意識 現代日本が抱える問題の中で、私が特に関心を持っているのが、心あるいは人間の存在そのものに関する現象である。自殺、引きこもり、精神疾患、いじめ、モンスターペアレント等がそれに当たる。空気を読むことや自分探しも、程度によっては含めることができよう。 暴論かも知れないが、上記の現象に共通する問題点を2つ挙げてみたい。第1に、本人もしくは周囲の人間が辛く、苦しいという心理的なこと。第2に、企業・社会に貢献する能動的な人間(戦力)が減少することで、他者の負担が増えるということ。後者に関してもう少し言うと、負担を増やしてもカバーしきれない部分が出てきてしまうし、下手をすれば新たな心の病や過労死を生みかねない。つまり、社会が回らなくなってしまう可能性がある。 もともと人間存在に関する現象に対して、どこに原因があったのかと、釈然としない思いを抱くことが多かった。このことと上記の問題意識とが根底にある。 2) なぜ「新型うつ」なのか 「新型うつ」問題は以下の3つの点から、緊急性・重要性が高いと思われる。 まず、様々な人や要素が関わっている複雑な現象である。「新型うつ」である本人だけでなく、周囲、精神科医、企業等の在り方が問題になってくる。また、「新型うつ」は時にクレーマー時に引きこもりで、自殺衝動が生じる場合もあるなど、先に書いた現象の内複数と関係している。「新型うつ」問題を考えることで、現代日本のマイナス面の重要な部分が見えてくるのではないだろうか。 次に、2005年頃から(おそらく現在も)増加しており、誰が「被害者」になってもおかしくない状況である。正確な時期や数は不明だが、増えていると言う精神科医は少なくない。また、10/22放送の「クローズアップ現代」によると、“現代型うつ”(≒「新型うつ」)がここ10年で増加したと答えた医療機関は、全体の90%だった(NHK調べ)。ちなみに2005年というのは、「ディスチミア症候群」(≒「新型うつ」)が社会的関心事になった時期だ(上野,2010)。 更に、本質を理解していない、経済的・心理的余裕がない等で、対策が不十分である。「新型うつ」という言葉が独り歩きしているだけ、というのが現状なのかも知れない。 3) なぜ〈わたし〉なのか 実は「新型うつ」に関して、精神医学における統一的な見解はなく、治療法も確立されていない。そんな中で、「専門家に任せればいい」と精神医学に全てを押しつけてしまうと、問題解決は遠ざかってしまう。他方、文化・社会の変化が原因だと片付けてしまうだけでは、「自分達には何もできない」という意識が生まれ、やはり解決にはつながり難い。そこで、「特殊な病気」として精神医学的に分析するのではなく、身近な問題として考えようと思った。 上野 (2010) は専門家の意見を総合し、「新型うつ」の発症には ①自己愛肥大 ②アイデンティティの喪失 ③いい子至上主義(母子密着)という3つの要因があるとした。また、精神疾患の主な原因は、精神的なストレスだと言われている。これらのことから、〈わたし〉(≒精神)を考える必要があるのではないかと思い、今回の研究で扱うことにした。 「新型うつ」問題では「本人の甘え、自分勝手」だという非難が強い一方、「周囲、社会の理解が不十分」だとする意見もある。おそらく本人にも周囲の人間にも問題があり、両者のコミュニケーションが上手くいっていないように思える。そこで、〈わたし〉と他者との関係、〈わたし〉と〈みんな〉(≒世間)の関係も考えることにした。 2. 研究の目的 「新型うつ」問題を〈わたし〉という言葉を用いて分析し、問題解決のヒントを提示する(おそらくコミュニケーションが鍵になってくる)。「新型うつ」問題を身近な問題として扱い、一般人でもできる対策を考えることを目指す。 その際、現代日本の〈わたし〉が置かれた状況を理解し、より現状に即した内容にすることを目的に、〈みんな〉という概念も取り入れる。〈わたし〉〈みんな〉から考えることで、「新型うつ」・現代日本に対する新しい見方を得ることを目指す。 〈 補足1 〉キーワードについて 「新型うつ」 「新型うつ」は正式な病名ではない。2000年代に増えてきた、従来型のうつとは異なるタイプのうつ的なものを指す。「新型うつ」という言葉を最初に用いたのが誰かは分からないが、上野によると、香山リカが社会的に広める役割を果たしたという。香山は2007年に「新型うつ病『三〇代うつ』」について言及している。 傳田(2009)(上野2010より)によると、「新型うつ」には以下のような特徴がある。①若い人に多い。②こだわりがあり、負けず嫌いで、自己中心的に見える。③自分の好きな活動の時は元気。④仕事や勉学になると調子が悪くなる。⑤「うつ」で休むことにあまり抵抗がなく、逆に利用する傾向がある。⑥疲労感や不調感を訴えることが多い。⑦自責感に乏しく他罰的である。⑧不安障害(パニック障害、強迫性障害)を合併することが多い 本研究での「新型うつ」は、傳田らの理解をもとにしながらも、もう少し広い概念にするつもりである。ちなみに、社会問題として扱うという意味で「新型うつ病」とはしない。 〈わたし〉 「私」という一人の人間が持つ精神のようなもの。あるいは対象化された「私」のこと。 いずれにしても言葉の束として考える。原子のような円形モデルと、つみき型モデルを考え中。 主に高田(2006)を参考にしている。 〈みんな〉 世間に近い。複数の人間の意思の集合体のように思われるもの。日本に特有らしい。同質性などのオキテがある。大きい〈みんな〉は解体されつつあるが、小さい〈みんな〉は濃密化。 佐藤 (2009) や岡本 (2009) を参考にしているが、要検討。 〈 補足2 〉章節構成 ( 論文の流れ ) 序章 第1章 「新型うつ」問題の概略 「新型うつ」とは何か 「新型うつ」で苦しいのは誰か どこに問題の原因があるのか 「私」に何が起きているのか 第2章 〈わたし〉について 〈わたし〉の性質 〈わたし〉を支える他者 〈わたし〉を抑圧する他者 現代日本の〈わたし〉に起きていること 第3章 〈みんな〉について 〈みんな〉とは何か 〈みんな〉の性質 〈みんな〉と〈わたし〉たち 現代日本の〈みんな〉の混乱 第4章 〈わたし〉たちのコミュニケーション 問題の所在 今必要なコミュニケーションの条件 各手法の検討 短期的対策と中長期的対策 終章 〈 補足3 〉参考文献 上野玲『都合のいい「うつ」』祥伝社新書,2010 海原純子『会社でうつ 休むと元気ハツラツな人』文藝春秋,2008 岡本薫『世間さまが許さない!』ちくま新書,2009 香山リカ『うつで困ったときに開く本』朝日新書, 2009 佐藤直樹『暴走する「世間」で生きのびるためのお作法』講談社+α新書, 2009 高田明典『「私」のための現代思想』光文社新書,2006 豊泉周治『若者のための社会学』はるか書房,2010 仲正昌樹『「みんな」のバカ!』光文社新書, 2004 その他、社会学系を中心に増える予定 中間発表の振り返り ●頂いたコメントについて ① 「現代」とはいつのことか? → 経済危機の影響でリストラが増え、自殺者が急増したのが1998年。「新型うつ」は 若い人に多いと言うが、この頃の中年層から始まったはずだ。 A1 発表当日は動揺して2000年以降と言ってしまったが、概ね2005年以降とする。 このことは今まで意識していなかったので、これからは念頭に置いておきたい。 「新型うつ」に至る、精神医学界での概念の流れ 1970年代 「葛藤反応型うつ」 自己実現困難だと症状 1977年 「逃避型抑うつ」 上+社会によって抑圧されると拒絶反応 1991年 「現代型うつ」 上+不安感が強く、女性に多い 2005年頃 「ディスチミア症候群」 漠然とした倦怠感、他罰的 2008年頃 「新型うつ」 上と同一or更に広い概念 参考:上野玲『都合のいい「うつ」』祥伝社新書,2010 ② 「新型うつ」の研究をしたいのか、「新型うつ」論の研究をしたいのか A2 「新型うつ」問題の全体像を大まかに把握し、それを〈わたし〉という概念を用いて 説明したい。なので、基本的には「新型うつ」の研究である。 しかし、専門家の定義にある程度従う必要があり(離れてしまっては「新型うつ」ではなくなる)、また原因分析等がとても参考になるので、「新型うつ」論の研究も自ずと含まれる。ただし、各人の見解の違いを考察したり、「新型うつ」とそれ以外を明確に区別したりするのは、ここではあまり意味がないため、深入りはしないつもりだ。 ③ 二次資料のような印象を受ける → 精神科医の見解を引用、患者等に直接関われないので間接的 A3 これは止むを得ない部分がある。相当数の「新型うつ」の人と直接関わることができ ない以上、専門家の見解を交えて「新型うつ」を考察しなければ研究になるまい。専門家が本で紹介している事例を用いれば、多少は直接的な分析に近づくだろう。 ただ、この質問が出たのは、研究内容の核心部分を伝えられなかったからだと思う。 まず、「新型うつ」問題の概要を精神医学の解釈を交えて説明し、問題意識を共有する。 次に〈わたし〉の特徴を述べ、「新型うつ」で問題になる人の〈わたし〉の状態を考える。更に、時代背景や社会的な圧力等から、「新型うつ」問題における〈わたし〉の状況を考察する。こうした流れを言わずに、専門家の見解を紹介してしまったので、二次資料と言われるのも無理はない。 ちなみに、「新型うつ」の認知度が低い現状を考えると、単なる二次資料であったとしても意味はあるはずだ。 ④ 「コミュニケーションが大切」という結論に逃げたいように見える → 〈わたし〉という概念で「新型うつ」を考えるのは独自のもののはず。今までの うつ論を批判するような視点が必要ではないか A4 これも、研究の流れ・中身をきちんと提示できなかったことによる質問だろう。 確かに、〈わたし〉や〈みんな〉を用いて説明するプロセスが疎かになれば、「人間関係 が重要」といった、何の新しさもない結論を示すだけになってしまう。そこは気を付け たい。途中の考察が充実すれば、どんなコミュニケーションが必要か具体的に言えるはず だ。 ⑤ 身近な問題として考えたいと言うが、やはり精神医学の専門家に任せた方が良いのでは A5 そうしない理由は2つある。まず、「新型うつ」に関して精神医学が混乱しているから。 定義もバラバラで治療法も確立されておらず、病気かどうかさえ疑わしいという。こう いう状況では、一度精神医学から離れた方が本質をつかめるかも知れない。そして何よ り、「新型うつ」を生むのは社会であり、「新型うつ」になってしまった人が生きるのも 社会である。だからこそ、〈わたし〉や人間関係の面から(も)考えるべきである。 ⑥ 「新型うつ」になる前の人間関係と、なった後の人間関係は違うだろう。どちらを 対象にしているのか A6 これについては考えたことがなかった。 「新型うつ」を生んでしまうような人間関係、「新型うつ」になった人を排除するような 人間関係が問題ではないか。なので、前と後の両方が対象と言えるかも知れない。ただ、 私はこの両者に大きな違いはないと思っている。
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The story below is originally published on Mainichi Daily News by Mainichi Shinbun (http //mdn.mainichi.jp). They admitted inventing its kinky features, or rather deliberately mistranslating them from the original gossip magazine. In fact, this is far from the general Japanese behavior or sense of worth. このページは、毎日新聞事件の検証のための配信記事対訳ページです。直接ジャンプして来られた方は、必ずFAQをお読みください。 ※ この和訳はあくまでもボランティアの方々による一例であり、翻訳の正確さについては各自判断してください。もし誤訳(の疑い)を発見した場合には、直接ページを編集して訂正するか翻訳者連絡掲示板に報告してください。 Girls without panties slip into the grooveパンティをはかない若いオンナはいかしたことにハマる 拡散状況 関連ページ Girls without panties slip into the groove パンティをはかない若いオンナはいかしたことにハマる http //mdn.mainichi-msn.co.jp/waiwai/archive/news/2003/01/20030110p2g00m0dm999000c.html By Cheryl Chow Contributing Writer January 10, 2003 シェリル・チャウ (2003年1月10日配信) Take a look around you. Do you see (or not see) how the young women have taken to prancing around the streets of Tokyo braless and pantiless --- and in the privacy of their own homes, buck naked. Or at least according to Spa! (1/14) which can be counted on to maintain the highest journalistic standards of objectivity by accosting nubile maidens and asking them point blank, "Are you wearing any undies?" According to a fashion writer, last summer, three out of ten replied in the negative. And what s with these dames? Don t they feel any shame? Spa! ferrets out their reasons, however lame. All sorts of benefits were claimed, ranging from boosting creativity to busting the blues. 周りを見てみよう。 どんなふうに若い女性がブラもつけずパンティもつけず東京の通りを闊歩しているか――くわえ、家の中じゃ素っ裸だ――あなたに見えるだろうか?(それとも見えない?) つまり、少なくてもSPA!(1/14号)(年頃の女性に声をかけてズバリ「何か下着つけていますか?」と尋ねる方法で、客観性に対してジャーナリズムの最高基準を維持するとアテにできる雑誌だ)によれば。 Take 25-year-old cartoonist Tomoko who wears neither bra nor panty, and regularly spends time naked at home. Ever cool and professional, she ll make tatements like, "Yes, the composition here needs to be simplified." But she ll secretly add a tag line, "Yeah, but I ain t wearing panties today." And it gives her an odd sense of pleasure. When she s at a loss for ideas, she knows it s time for her to strip. She swears that it vastly increases her work output. Doesn t it also give her a sense of sexual excitement? asks Spa! Absolutely not,Tomoko scoffs. 25歳の漫画家・トモコを例に挙げると、彼女はブラもパンティもつけず、いつも家の中では素っ裸ですごす。 相変わらずクールで学者ぶった様子で、彼女はこんな発言をする「ええ、ここは構図を簡易化すべきね」 しかし、彼女はこっそりオチを付け加える。「うん、けど、私は今日はパンティをはいてないの」。 それは彼女におかしな快感を与える。 彼女がアイディアに詰まったとき、彼女は衣服を脱ぐ時が来たと知る。 彼女はそれこそが彼女の仕事の生産性をとても高めるのだと断言する。 性的な快感を感じないんですか?とSPA!がたずねると、 まったくとトモコは冷笑した。 But others beg to differ. A 24-year-old likens it to masturbation. "It s thrilling," she titters. "When I go to the convenience store without wearing panties, I get a charge by repeating to myself, I m not wearing panties now, I m flipping through mags and I m not wearing panties, I m getting out change and I m not wearing panties. " しかし、不賛成な者もいる。24歳の女性はそれを自慰になぞらえる。 「スリリングよ」彼女はしのびわらう。 「私がパンティを履かずにコンビニに行くとき、自分にこう言い聞かせることでスリルを感じるわ。『私は今パンティを履いていない、私は雑誌をぱらぱら捲ってる、私はパンティを履いていない、私は興奮してる、私はパンティを履いていない。』」 Keiko, a 29-year-old, also enjoys the mild sexual titillation. She s been at this for 16 years since high school. Her only regret is that she didn t start -- or rather, stop -- sooner. Today, she goes pantiless to the office twice a week. If she drops something on the floor, she teases the men by bending down so that she almost -- but not quite -- exposes her secret. "It s exciting, my body gets so hot," she trills. She also enjoys taking pictures of herself in the zuff. Once she had to report to the office on a Saturday when no one else was there, so she stripped and snapped pictures of herself nude. 29歳のケイコもまたマイルドな性的な刺激を楽しんでいる。 彼女は高校生のときから、16年間ずっとこの状態だ。 彼女にとって唯一残念なことは、彼女がもっと早く始めなかった――寧ろ(訳補:下着の着用を)止めなかった――ことだ。 こんにち、彼女は週に二回ノーパンで事務所に行く。 もし彼女が何かを床に落とせば、ほとんど――しかし全部ではなく――彼女の秘密を晒すために彼女は腰を曲げて、男を思わせぶりに焦らす。 「興奮するわ、体が熱くなってくるの」彼女は声を震わせる。 彼女はまた裸で写真を撮ることを楽しんでいる。 一度、他の誰もいない土曜日に彼女は事務所に行かなければならなかった。そこで、彼女は衣服を脱ぎ、自身のヌード写真を撮影した。 She s married today, but the so-called expose continues. Matter of fact, she and hubby like to be naked at home. Sanae, another believer in less is more, recommends going naked for couples who want to experience feelings of security, devotion and happiness. For her, removing her undergarments has been absolutely "healing." 彼女は現在は結婚しているが、いわゆる露出はまだ続いている。 現実に、彼女と夫は家で裸になるのが好きだ。 着ない方がイイと信じきってる別の女性・サナエは、安心感や無償賞の愛、幸福感を経験するために、カップルに裸になるように勧める。 彼女にとって、下着を取り去ることはまさしく『癒し』なのだ。 Healing? My ass! chortles gynecologist Dr. Ikuko Ikeshita. She eloquently speaks out against the dangers of getting a chill from over-exposure. She warns that it can lead to stiff shoulders, bloating, disturbance of the parasympathetic nervous system, menstrual irregularity, cramps, fatigue, listlessness -- and should these symptoms continue, they can lead to major depression. Not to mention that it s uncouth from a hygienic point of view. As she explains to Spa!, vaginal discharge functions as a barrier against bacteria. Thus, if a woman leaves her genitals exposed, she ll experience an increase in discharge. 癒しですって? 冗談! 産婦人科医・イケシタイクコ(*1)はおかしそうに笑う。 彼女は雄弁に過剰な露出による冷えの危険性を語る。 冷えは肩凝り、腫脹、副交感神経系への障害、月経不順、生理痛、疲労、倦怠感に繋がり、これらの症状が続けば、彼女達は大うつ病になりかねないと警告する。 衛生的な観点から見苦しいことは言うまでもない。 彼女がSPA!に語ったところによると、おりものはバクテリアに対するバリアの働きをする。 したがって、もし女性が性器をさらけ出せば、彼女のおりものの量は増えるだろう。 So, are these maidens masochists, narcissists or exhibitionists? None of the above, concludes Spa! They re just girls yearning to be the heroine of their own stories, a drama that doesn t require talent, hard work, or even good looks. What a seductive, utterly under-rated, undie-less pleasure. January 10, 2003 ならば、これらのお嬢さん方はマゾヒストか、ナルシストか、露出狂なのか? 上記のどれでもないとSPA!は結論を下す。 彼女たちは彼女たちの才能も厳しい作業も美貌さえ必要としない物語やドラマのヒロインたりたいと切望する若いオンナたちなのだ。 なんと誘惑的な、過小評価された、下着のなしの快楽なのだろう。 (2003年1月10日) 拡散状況 英語サイト 部分転載:http //forums.fark.com/cgi/fark/comments.pl?IDLink=402268 http //www.sociocide.com/forums/showthread.php?t=38061 Blogger http //gssq.blogspot.com/2003/01/httpmdn.html 関連ページ Blogger WaiWaiの記事を転載した英語サイト:F WaiWaiの記事を転載した英語サイト:S WaiWaiの記者一覧 ビラ作成のガイドライン 元記事一覧 毎日新聞英語版から配信された記事2003年